広川峯啓の“笑いま専科”

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9月 7日

金看板の男達(復活編)

これまで3回にわたって、ゴールデンタイムに看板番組を3つ以上持つ人気タレントを紹介してきました。ビートたけし、所ジョージ、島田紳助の3名なんですが、誰か抜けてるような気がしません?

タモリ? あの人は、昼間の番組が忙しいので、夜は進行役に徹してる「ミュージック・ステーション」と聞き役に徹してる「エチカの鏡」(9月で終了)の2本だけですね。

同じくゴールデン枠で2本担当していたのが明石家さんま。さらにこの秋からは、これまで11時台にオンエアしていた「ほんまでっかTV」が水曜9時に昇格。晴れて(?)金看板の男となりました。

ブレイクしたのが80年代の「オレたちひょうきん族」なので、約30年にわたってバラエティの第一線で活躍しているというのは、改めて考えると驚異的でさえあります。しかも、芸風がデビュー以来少しも変わってない(笑)。

そんなこともあって、さんまの人気は生まれ持った才能(口の悪い人は、「病気」と呼びますが…)によるものと思われがちですが、実は陰で努力しているようで。一例ですが、自身のトーク番組でも口走ってましたが、話題を広げるために「ドラゴンボール」全巻を読破したそうです。

「ワンピース」でも「けいおん」でもないところが、逆に面白いですが、それも含めて緻密な戦略なのかも。一方、同期であり、ある意味、永遠のライバルともいえる島田紳助は、自分が売れるために立ててきた戦略を全てさらけだしてきました。

お笑いの世界のトップに上り詰めた2人が、まったく違う方法論で笑いを追及してきたというのは、本当はもっと深く研究すきことなのかもしれませんね。
9月 2日

金看板 その3

前回、前々回と、ゴールデンアワーに3本以上の「看板番組」を持つ金看板の男達を紹介してきました。ビートたけし、所ジョージに続いてトリを飾るのは、なんと週6本もの看板番組をゴールデン枠に抱えている島田紳助です。

「えっ、明石家さんまは?」と思う人もいるかもしれません。午後7時から9時台までというタイムラインの中で捉えると、『踊る!さんま御殿!!』『さんまのスーパーからくりTV』の2本ってことになるんですね。とは言っても、11時台の『ホンマでっか!?TV』や、関西発の番組も好調なさんま師匠だけに、准金看板といってもいい活躍ぶりです。

そう思っていたら、この秋から『ホンマでっか!?TV』が、この秋からゴールデン枠に「昇格」するというニュースが飛び込んできました。これで晴れて、金看板の仲間入りということなので、時機を見てご紹介させてもらいます。

さて、本題の島田紳助に話を戻すと『行列のできる法律相談所』『人生が変わる1分間の深イイ話』『開運!なんでも鑑定団』『紳助社長のプロデュース大作戦』『クイズ!ヘキサゴンⅡ』『ホンネの殿堂!!紳助にはわかるまいっ』と、週6本の看板を持ち、まさに大車輪の働き!!

本人いわく「週に4日は休んでる」とのことですが、一度に2本撮り、3本撮りを駆使したとしても、相当に忙しい日々を過ごしていることは間違いないでしょう。さらに凄いのは、ほとんどの番組の制作にまで深くかかわっているということ。

6本はそれぞれタイプが違うものの、どれも次第にトーク部分が多くなって、互いに似通った印象を受けるのは、仕様というか「今はこれが受ける」という、確信犯的演出と思われます。

お笑い芸人きっての理論派だけに、気軽に見られる番組作りのために、緻密な計算が施されていることは、じっくりと番組を注視していれば腑に落ちるのでは。皮肉でも逆説でもなく「そこそこ面白い番組を作らせれば日本一!」という称号を与えたいくらいです。
8月 31日

金看板 その2

金看板とはゴールデンタイムに看板番組を持っているタレント、およびその番組自体のこと。週3本以上メインMCを担当する者は、現在わずか3名であるということは、前回お伝えしたとおりである。

そこで紹介した金看板3枚のビートたけしに続いて、今回取り上げるのは「大改造!!劇的ビフォーアフター SEASONⅡ」(日曜 19:58?20:54)「世界まる見え!テレビ特捜部」(日本テレビ系列 月曜 19:56?20:54)「1億人の大質問!?笑ってコラえて!」(日本テレビ系列 水曜 19:56?20:54)「所さんの学校では教えてくれないそこんトコロ!」(テレビ東京系列 金曜 21:00?21:54)と、4本の看板番組をゴールデン枠に持つ所ジョージ。

この人も、約30年近くTVバラエティの世界に君臨してる大ベテランですが、そういった風格を微塵も感じさせない所が、いつまでも第一線で活躍し続ける大きな理由の一つでしょう。

あと、芸人の場合、必ず似た芸風の後輩が現れ、キャラクターがかぶることになりますが、所サンにかぶるキャラの持ち主は、これまで現れなかったし、これからも出て来ないんじゃないでしょうか。

次回は、週6本の金看板を誇る、いまいちばん勢いのあるアノ人に迫りたいと思います。
プロフィール

hirokawa takaaki

「週刊テレビガイド」「TV Bros.」等の編集者として、客観的な目で見ることのできる立場からテレビと接する。 平成10年 フリーのライターとして独立。依然としてテレビ関係の記事、コラムを中心に活動。数年がかりの仕事として、日本テレビ50年史(非売品)の記事、コラムを共同執筆する。ミーハーさとマニアックさを合わせ持った目線で、ありとあらゆるバラエティを紹介していきます。

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