着実な活躍が実を結んで、昨年ブレイクを果たしたコンビ・ピース。まったく個性の違う2人のコントラストが、笑いの相乗効果を生み出しているのでは。
そのピースの暗い方(失礼!)こと又吉直樹が、『去年ルノアールで』で知られる文筆家・せきしろとの共著で『まさかジープで来るとは』を昨年末に出版しました。お笑い芸人が小説を出しても、それほど珍しくはなくなった昨今ですが、これはなんと句集。
しかも2009年の『カキフライが無いなら来なかった』に続く第二句集というから、単なる企画物じゃないことは明らかです。俳句と言えば五七五ですが、ここに載っているのは、その形式を離れた自由律というスタイル。一見すると、ただのつぶやきなんですが、じっくり読むと味わいが出てくる「スルメ」見たいな句が集められてます。
一読して笑えるものから、何度か読み返すうちにグッとくる句まで、それぞれバラエティに富んでるんですよ。その中で、個人的に好みの句を挙げると
「雑な起こされ方で一日を棒にふる」
「合法だが非道」
「寸分の狂い無く思い出せる横顔」
などなど。最後の句なんて、めっちゃイマジネーション膨らんできませんか? 読む人によって脳内スクリーンに描かれる映像が、微妙に違ってくるところが、優れた句ならではの特徴のような気がします。
先日、この句集の発売を記念して、サイン&握手会が新宿の書店で開催されました。200名限定だったものの、会場には大勢の女性ファンがつめかけていました。次回は、この模様を詳しくレポートしたいと思います。
そのピースの暗い方(失礼!)こと又吉直樹が、『去年ルノアールで』で知られる文筆家・せきしろとの共著で『まさかジープで来るとは』を昨年末に出版しました。お笑い芸人が小説を出しても、それほど珍しくはなくなった昨今ですが、これはなんと句集。
しかも2009年の『カキフライが無いなら来なかった』に続く第二句集というから、単なる企画物じゃないことは明らかです。俳句と言えば五七五ですが、ここに載っているのは、その形式を離れた自由律というスタイル。一見すると、ただのつぶやきなんですが、じっくり読むと味わいが出てくる「スルメ」見たいな句が集められてます。
一読して笑えるものから、何度か読み返すうちにグッとくる句まで、それぞれバラエティに富んでるんですよ。その中で、個人的に好みの句を挙げると
「雑な起こされ方で一日を棒にふる」
「合法だが非道」
「寸分の狂い無く思い出せる横顔」
などなど。最後の句なんて、めっちゃイマジネーション膨らんできませんか? 読む人によって脳内スクリーンに描かれる映像が、微妙に違ってくるところが、優れた句ならではの特徴のような気がします。
先日、この句集の発売を記念して、サイン&握手会が新宿の書店で開催されました。200名限定だったものの、会場には大勢の女性ファンがつめかけていました。次回は、この模様を詳しくレポートしたいと思います。