始まったばかりで、しかも話の途中にもかかわらず、番外編を入れてしまうのもどうかと思いますが、まぁコント繋がりってことで大目にみてくださいっ。

ということで、先日の「キングオブコント2010」の話題を。正直なところ、これまで3回の中でいちばん面白かったんじゃないんでしょうか? これでうまく軌道に乗ったってことかもしれません。

おおよそのことは、AllAboutっていうサイトに書いたので、良かったら探して読んでみて欲しいんですが。ここでは優勝したキングオブコメディや大健闘したピース以外のコンビについて考えてみたいと思います。

総じて若手コンビに目だったんですが、観客に受けるコントよりも自分達が面白いと思うものを率先して出していたのでは。ある意味、アーティスティックな精神と言えるし、長い目で見れば決して間違ってはいないのかもしれませんが…。

ジャルジャルなんて、何が観客に受けるのかを十二分に知っていながら、あの2本をチョイスしてきた訳で。それこそがジャルジャルらしさなのかもと理解はできるものの、他にキングオブコントに相応しいネタがあったんじゃないかと、つい思ってしまいます。

いや、あのコントが詰まらないって言ってる訳じゃありません。特に前半の「クシャミとアクビ」のヤツなんて、演出次第でいくらでも面白くなる筈。思い切って、多人数の合同コントにして、全員が極端なクセを持ってる設定で、ラストでセッションのように盛り上げると、大受けすること間違いなしでは(参考:黒澤明「どん底」)。

審査員が50組の同業者だからといって、コントまで玄人受けを考えると却って逆効果になってしまうということが、今回の採点で周知になっのでは。これを踏まえた第四回以降の戦いも、刮目せざるを得ないでしょう。