前回は、いまもっともタイムリーといえるDVD「アンタッチャブル山崎弘也の休日inリビア【無修正完全版】」を紹介。今となっては貴重な、“革命前夜”のリビア映像が目撃できる作品としてお勧めしましたが、それもこれも、もちろん主役のザキヤマさんの活躍があったからこそ。

日本からリポーターが海外へ飛んで、現地の生々しい光景を伝える番組は、それこそテレビ創世記からありました。そんな中でリポーターの起こすハプニングに注目が集まるようになったのは「なるほと゜・ザ・ワールド」あたりからでしょうか。

それがさらにエスカレートして、マックスの状態まで突き進んだのが「電波少年」シリーズでした。現在も「世界の果てまでイッテQ!」など“過酷ロケもの”は大人気ですね。

ここ最近の風潮は「リポーターがスタッフに無理やり海外へ連れて行かれてムチャをさせられる」というもの。さんざん文句を言いながら、ミッションに立ち向かう姿が、視聴者の興味をひきつけるんでしょう。

ところが、われらが山崎さんの立ち位置は少々違います。久々にもらった休暇を使ってリビアへ行くことにした所に、スタッフが同行するというスタンスなんですね。気ままに動くザキヤマさんに、カメラクルーが振り回されるという映像は、これまでのものと一味違って見えます。

つまり、自分から危ないところへ飛び込んでいくのがアンタッチャブル山崎流なんですね。あと、言わなくていいことをわざわざ口にして、相手をムカつかせてしまうとか、(笑)。

よく、元祖テキトー男と言われる高田純次と比べられることが多いですが、自分から色んな所に引き寄せられてくスタイルは、意外にも若い時の笑福亭鶴瓶にも似てるような。

両方のいい所を合わせ持って、このまま突き進んでいったら、末恐ろしいことになるんじゃないでしょうか!? ちょっと不安もありますが、大いに期待したいものです。