これまで3回にわたって、ゴールデンタイムに看板番組を3つ以上持つ人気タレントを紹介してきました。ビートたけし、所ジョージ、島田紳助の3名なんですが、誰か抜けてるような気がしません?

タモリ? あの人は、昼間の番組が忙しいので、夜は進行役に徹してる「ミュージック・ステーション」と聞き役に徹してる「エチカの鏡」(9月で終了)の2本だけですね。

同じくゴールデン枠で2本担当していたのが明石家さんま。さらにこの秋からは、これまで11時台にオンエアしていた「ほんまでっかTV」が水曜9時に昇格。晴れて(?)金看板の男となりました。

ブレイクしたのが80年代の「オレたちひょうきん族」なので、約30年にわたってバラエティの第一線で活躍しているというのは、改めて考えると驚異的でさえあります。しかも、芸風がデビュー以来少しも変わってない(笑)。

そんなこともあって、さんまの人気は生まれ持った才能(口の悪い人は、「病気」と呼びますが…)によるものと思われがちですが、実は陰で努力しているようで。一例ですが、自身のトーク番組でも口走ってましたが、話題を広げるために「ドラゴンボール」全巻を読破したそうです。

「ワンピース」でも「けいおん」でもないところが、逆に面白いですが、それも含めて緻密な戦略なのかも。一方、同期であり、ある意味、永遠のライバルともいえる島田紳助は、自分が売れるために立ててきた戦略を全てさらけだしてきました。

お笑いの世界のトップに上り詰めた2人が、まったく違う方法論で笑いを追及してきたというのは、本当はもっと深く研究すきことなのかもしれませんね。